青萠堂書籍


曽野 綾子(その あやこ)
1931年、東京生まれ。聖心女子大学英文科卒。作家。数多くの著作活動の傍ら、世界的な視野で精力的に文化活動を推進。1979年ローマ法王庁よりヴァチカン有功十字勲章を受賞。1993年、日本芸術院賞・恩賜賞受賞。1997年、海外邦人宣教者活動援助後援会代表として吉川英治文化賞ならびに読売国際協力賞を受賞。日本文芸家協会・理事。著書に『無名碑』(講談社)『神の汚れた手』(朝日新聞社)『天上の青』(毎日新聞社)『神様、それをお望みですか』(文芸春秋社)『狂王ヘロデ』(集英社)『哀歌』(毎日新聞社)『日本財団9年半の日々』(徳間書店)他多数。


尻枝 正行(しりえだ まさゆき)
 1932年、鹿児島生まれ。教皇庁立グレゴリアン大学にて神学博士号取得。カトリック・サレジオ修道会司祭。元ローマ教皇庁(バチカン)諸宗教評議会事務局次長。深い人生の洞察力と、幅広い該博な知識を持ち、宗教の枠を越えて多くの人々に敬慕されている。主な著書に『愛の奇蹟─バチカンの小窓より33通の手紙』『永遠の今を生きる─バチカンの小窓より』(海竜社)がある。






心に奇蹟を起こす対話
     別れの日まで

曽野綾子
尻枝 正行

  失明の危機に瀕した作家・曽野綾子と、キリスト教の枠を越えて仏教や他の宗教・思想にも造詣が深く、そのすぐれた人生の洞察力で多くの人々に慕われるバチカンでたった一人の日本人神父・尻枝正行との間で交わされた24通の手紙を収める。
 限りあるいのちを思い、〈別れの日〉まで人は何を求めて、どのように生きるべきか人生の途上で直面するさまざまな悩み、迷い、苦しみ、をともに分かち合い、清々しいいのちのあり方を対話の中に求めた感動の書簡集。


1,365円(税込) 四六判 並製 4-921192-36-7
2006年4月刊