青萠堂書籍

e.o.プラウエン(本名エーリヒ・オーザー)  【1903年〜1944年】
 1903年、ドイツのザクセン地方のウンターゲッテングリューンに生まれた。ライプチヒのグラフィック・アート学校で学んだ後、作家のエーリヒ・ケストナーとともにプラウエン(ライプチヒ南方の小都市)の民衆新聞のために働く。その後、挿し絵や風刺漫画を数多くの新聞、雑誌で手がけ、ドイツ全土で好評を博した。中でも親友ケストナーの処女詩集の挿し絵は注目を集めた。 やがて、ドイツはナチスの時代に突入、プラウエンはその圧政に対して、ヒットラーなどの風刺漫画で攻撃したことで弾圧を受けた。
 その影響で仕事の道を断たれたオーザーは、本名オーザーでなくプラウエン(青春時代を過ごした彼のふるさとの町の名)として、本書『父と子』(原題)をベルリンイラストレイトに連載し、ドイツ中の人々に愛された。ナチスは、このプラウエンの人気に目をつけ、プロパガンダに利用しようとしたが、彼はきっぱりと断った。それが悲劇的最後を迎えるもとになった。ナチスは反政府活動の要注意人物として彼を逮捕し、1944年裁定の下る前夜、拘留された牢獄でプラウエンは自殺した。
 e.o.プラウエンのこのコマ・マンガ「『父と子』は、その時代を生きのび、世界中に何百万人の小さな子からお年寄りまで数多くの友人を持ち続けている。






e.o.プラウエン 作


全世界で数百万部のベストセラー
愉快で素敵な父と子の愛情溢れるコママンガ。永遠の名作がよみがえる!

各巻 1
,260円(税込)
B5判変形(180×160)

ヒゲ父さんシリーズ 全三巻                 2005年10月

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