青萠堂書籍

村田佳次郎
1950年4月東京都台東区生まれ。
不忍池・蓮池の畔にて、花祭(お釈迦様のお誕生日)の日の未明に、この世に生を享けた。男と女の二卵性双生児。本名は公明。諸葛孔明に因む。早稲田大学英文科卒業。
10代前半より、人間のこと、人生のこと、真理のことなどについて、真摯に探求し、小説を中心にして、19歳の頃より文学活動をスタートさせる。「太宰治賞」などに予選通過するも26歳の時に、魂の真実に目覚め、それまでの自作品が本来的でないことに気づくに至り、いったん決然と筆を折る。誠実の徒を深く自任していたのであるが、実相は正反対であったことを知り、忸怩たるものを感じ、人生の建て直しと魂の再生(リバース)を強く願った。想うこと、行うこと、語ることの重要さを身に沁みて体認体解し、魂の実践行の積み重ねを通して、自己変革の道を歩んだ。
「内を見つめ」、「内と外の現実をつなぐ」(空即是色)という本格的な人生チャレンジ(I Will Change Myself.) に徹した。その結果、心が澄みわたり、魂の自由を謳歌できるようになっていった。26歳から27歳にかけて、「人間は肉体だけでなく、魂存在であること」を実体験し、「人間死んだら終わりではない」と知るに至り、それまでの虚無的人間観から脱却できた。以来、人間、人生、世界を心底、信じられるようになり、ライフワーク(魂の仕事)の一つとして、執筆活動に打ち込む。本書は、その魂の研鑽の過程でサンスクリット語の原典「般若心経」と出会い、30数年の歳月を費やして生まれたものである。
現在、次の6つのテーマに専心している。@魂の救済、A身体の予防、治癒、B精神の救済、C教育・経済の再生、D社会・世界の救済、E魂の糧となる文学作品、──「それぞれのテーマをまだまだ未熟な道半ばの徒ではありますが、微力ながらも挑戦し続けていきたい」と語る著者は、澄んだ目のエネルギッシュな人生探求者である。
主な著書に、『イエスのひかり・ブッタのこころ』(連作短編集)、『山背大兄皇子・高山右近・白隠・法然』(歴史小説集)、『文学の役割と使命(3部作)』、『つれづれ見聞録(3巻)』、『全宗教の源は一つ!!』、『世界平和への道』『ぼくの自然雑記帖』『真伝・釈迦物語』、『坂村真民・小論』『魂の詩』『太宰治が知りたかった世界』など、多数。作品集は15冊、オムニバス本のかたちで数社から5冊発刊している。




ホンモノにふれる
真説 般若心経

──サンスクリット原典訳──


村田佳次郎


「魂・心」「人生」「生活」、そして「運命」が変わる
──般若心経の真実を明かした人生指針満載の書



1,365円(税込) 四六判 並製 ISBN978-4-921192-63-1

2009年12月刊